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北海道の他の市区町村
この場所の物語
歌才ブナ自生北限地帯の木立の中に立つと、葉のかたちがふつうの森とすこし違うな、と気づくんですよね。ここから北にはブナが育たない、その境界線のすぐそばに、黒松内という町はある。アイヌ語に由来する地名が示すとおり、この土地はずっとむかしから人と自然が言葉を交わしてきた場所なんだなあ、と思います。
朱太川沿いの農地では黒にんにくや沢庵漬の素材が育ち、道の駅くろまつないに寄ると、そのあたりの産物がさらりと並んでいます。ふだんの買い物の延長みたいな感じで棚を眺めていると、この町で自炊しながら暮らす日々が、わりと具体的に想像できてくるんです。黒松内温泉のナトリウム塩化物泉に浸かって、そば処ぶなの森で一杯すすって、それで一日がちゃんと完結する、そういうぐあいの土地です。
函館本線の黒松内駅と高速のインターチェンジが両方あって、外との行き来はそれほど難しくない。でも、ブナセンターで地域の自然史をたどったり、黒松内岳のロープ場を登ったりしていると、ここには外に出ていく理由よりも、もう少し居続ける理由のほうが、静かに積み重なっていく気がします。
北海道黒松内町に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 歌才ブナ自生北限地帯
- 熱郛
- 黒松内
文化財
駅