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この場所の物語
積丹ブルーという言葉は、写真で見るより、実際に神威岬の先端に立ってみると、ずっと納得感があるんですよね。海の色というより、光と断崖と風がひとつになったときの、あの感じのことを言っているんだなあ、とわかる。
「岬の湯しゃこたん」の露天風呂から、その岬をぼんやり眺めながら湯につかる時間は、PC を閉じて過ごす一日のなかで、いちばん静かな場所にいられる感じがするんです。積丹ユースホステルのペアレントさんが漁師で、朝ごはんにウニが出てくるような宿があるというのも、ここならではのぐあいで、ふだんの暮らしと海がこんなに近い場所は、そうそうないと思う。
美国漁港のあたりを歩くと、ニシン漁で栄えた大正時代の記憶が、港の空気にうっすら残っているような気がして、それがソーラン節のふるさとだと知ると、すこし、うれしくなるんですよ。積丹ジン「火の帆」という名前も、この岬の風景からきているんだろうなあと、勝手に想像しながら飲むと、またちがう味わいがある。余別岳や積丹岳に囲まれた半島の先端で、日本海だけを見て過ごす数日は、なにかをリセットするというより、自分がどこに立っているかを、ちゃんと思い出させてくれる場所なんです。
北海道積丹町に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- ニセコ積丹小樽海岸
- 余別岳
- 余別
- 入舸
- 幌武意
- 日司
- 神岬
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