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北海道の他の市区町村
この場所の物語
旧笹浪家住宅の太い梁を見上げると、ニシン番屋の仕事の重さが、なんとなく体に伝わってくるんですよね。北海道に和人が根を張りはじめた、そのいちばん早い場所のひとつが、ここ上ノ国なんだということを、建物が静かに教えてくれる。
天の川沿いに稲作と野菜畑が続いて、海に出ればスケトウダラやウニを扱う漁港がある、という暮らしのかたちは、いまも変わらずここにあって、それがふだんの風景として落ち着いているのがいいんです。湯ノ岱温泉は国民保養温泉地に指定されていて、天の川のそばに日帰り施設もあるから、仕事の合間にさっと湯に入って、また机に向かう、というリズムも作りやすい。
夷王山の頂から日本海を眺めると、風力発電の風車がゆっくり回っていて、中世の勝山館跡と現代のエネルギーが、同じ丘の上で並んでいるのが、すこしふしぎでいいなあと思う。1456年のコシャマイン蜂起も、松前藩の隠れキリシタン殉教の記憶も、この土地の地面の下にちゃんとあって、上國寺の境内に立つと、歴史がずいぶん近くに感じられる。函館から国道を一時間半ほど走れば着く、けれど、来てみると遠さよりも深さのほうが印象に残る場所なんです。
北海道上ノ国町に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 上之国館跡 花沢館跡 洲崎館跡 勝山館跡
- 上國寺本堂
- 旧笹浪家住宅(北海道檜山郡上ノ国町)
- 旧笹浪家住宅(北海道檜山郡上ノ国町)
- 旧笹浪家住宅(北海道檜山郡上ノ国町)
- 上の国
- 汐吹
文化財
漁港・港