image · pastoral × balanced (proxy)
北海道の他の市区町村
この場所の物語
白亜紀の海の底にいたアンモナイトが、この土地の地面の中に眠っていたんですよね。中川町エコミュージアムセンターに足を運ぶと、その化石が虹色の真珠光沢をたたえていて、「ここはずっと前から、なにかを大切に持っていた場所なんだな」と、すこし立ち止まって思うんです。
天塩川が南北に細長い谷あいを流れ、東西を北見山地と天塩山地に囲まれた地形は、外からの風をゆるやかに受け止めるような、おおらかなかたちをしています。特別豪雪地帯に指定されるほど雪の深い冬を毎年くぐり抜けてきた暮らしのそばに、ぽんぴら温泉の塩化物強塩泉があって、湯につかりながら山の輪郭を眺める時間は、ここに長くいる人にとっての、ふだんのたのしみになっているんじゃないかと思います。
短歌フェスティバルや丸太押し相撲大会、なかがわ秋味祭りといった祭事が年ごとに続いていて、旧商業高校の校舎を活かした「ちゃいむ」がその場になっていたりする。1932年に斎藤茂吉がこの地を訪れた縁を記念した歌碑が茂吉小公園に立っていることも含めて、化石と短歌という、ずいぶんと気の長いものを大事にしている町なんですよね。宗谷本線の天塩中川駅から歩いて、その気の長さに少しだけ乗っかってみるのが、この場所のいちばん正直な入り方な気がします。
北海道中川町に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- パンケ山
- 佐久
- 天塩中川
山
駅