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この場所の物語
前浜から上がる甘えびを、ふだんの食卓でいただけるというのは、すこしとくべつなことなんですよね。日本海オロロンラインを走ると、西に海、東にピッシリ山の稜線という、どこまでも続く地形のなかに、羽幌という町がひっそりと、でもたしかに存在しているのがわかります。かつての炭鉱の記憶と、焼尻めん羊の牧草地と、北海道海鳥センターに集まる研究者たちが、おなじ町の空気のなかに重なっているのが、なんだかふしぎでいいなあと思います。
梅月の金時羊羹を手に、フェリーで天売島へ渡る時間は、本州の日常からずいぶん離れた場所に自分を置いてくれます。羽幌遊歩ユースホステルには学術調査向けの長期割引があって、海鳥の繁殖地を何度も訪れる人たちがここを拠点にしているというのも、この町の使われ方としてとても自然な気がします。沿岸バスで札幌とつながりながら、日本海の夕日を毎日のものにできる暮らしは、どこかで「そういう場所を探していた」という人の、ちょっとした答えになるかもしれません。
北海道羽幌町に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 天売島海鳥繁殖地
- 焼尻の自然林
- 暑寒別天売焼尻
- ピッシリ山
- 前浜
文化財
自然公園
山
漁港・港