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この場所の物語
間歇泉が、約10分ごとに100度の湯を噴き上げる。それを眺めながら足湯に浸かっていると、駒ヶ岳の稜線と噴火湾がいっぺんに視界に入ってきて、ここがどういう場所なのか、すこしずつわかってくる気がするんですよね。
鹿部温泉は1666年から湯が使われてきた場所で、30を超える源泉が今も地面の下でごそごそと動いている。共同浴場があって、旅館があって、それでいて漁港・本別には朝から船が出て、タコや昆布やスケソウダラが揚がってくる。湯と海が、ふだんの暮らしのすぐそばに並んでいる、そういうぐあいの町なんです。
しばらくここに居てみると、宿に泊まって終わりじゃない過ごし方が見えてくる。道の駅しかべ間歇泉公園の物産館で昆布を買って、夕方に共同浴場へ行って、翌朝また噴火湾を見る、そういう一日の繰り返しが、なんでもなくて、いいんですよね。新函館北斗駅から車で30分ほどという距離も、拠点を持つのに悪くないと思う。
訪れた人にとっては、間歇泉という言葉を道内でもめったに聞かないことに、まず驚くんじゃないかな。温泉と漁業と活火山が同じ場所に重なっている、その密度が、鹿部の固有性なんだと思います。
北海道鹿部町に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 大沼
- 鹿部
- 本別
自然公園
駅
漁港・港