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この場所の物語
潮が奥深く入る川、という意味のアイヌ語が、そのまま地名になったんですよね。その言葉どおり、留萌の空気には、海と川と雪が混ざりあった、すこし湿った手触りがあります。
数の子の加工が盛んな港町で、冬の台所には、にしんの糠漬けや身欠きニシンが、ふだんの食材としてならんでいます。旧留萌佐賀家漁場に残る網元の記憶と、いまも動く水産加工の現場が、おなじ町の中に重なっているのが、なんだかいいんですよね。
黄金岬から見る日本海は、かつてのろし台があったところで、ひとりで立っていると、ずいぶん長い時間がここを通り過ぎてきたんだなあ、と静かに思います。留萌市海のふるさと館の展望ラウンジで、日本海を眺めながら過ごすちょっとした時間は、どこかよそから来た人にも、ここに住む人にも、おなじように開かれているんです。
旭川から車で一時間ほど、特別豪雪地帯の指定を受けるほど雪の深い冬を持ちながら、暑寒別天売焼尻という自然公園をすぐそばに抱えているこの場所は、にぎやかさとは少し違う、じぶんのペースで日々を組み立てたい人に、すっとなじむ土地だと思います。
北海道留萌市に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 旧留萌佐賀家漁場
- 暑寒別天売焼尻
文化財
自然公園