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この場所の物語
ラベンダーの畑は、写真で見るよりずっと、土のにおいがするんです。富良野盆地の大地は、農業とスキーとドラマ撮影という、ちょっとちぐはぐな三つの時間を、そのまま重ねて抱えていて、それがかえっておもしろいなあと思う。
フラノマルシェで富良野チーズや富良野ワインを買って、宿に戻って夜を過ごす。そういうふだんの時間の積み重ねが、ここに長くいることの手触りになっていく気がするんです。市立富良野図書館があって、演劇工場で倉本聰の劇団が年に一度ロングランをやっている。そういう「土地に根ざしたつくりもの」が、ちゃんとある場所なんですよね。
夏は富良野ロープウェーで大雪山系の稜線を眺めて、冬はFISワールドカップも開かれてきた富良野スキー場の雪の上に立つ。季節ごとに顔が変わるのに、どこかひとつの土地の感触がずっと続いている。アイヌ語のフラヌイ、「においの多い川」という言葉が、この盆地の底にひっそり残っているのも、なんだかいいんです。
北海道富良野市に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 大雪山
- 富良野西岳
- 富良野
- 学田
- 富良野
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