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北海道幕別町

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北海道 / 幕別町
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この場所の物語

十勝平野の丘陵に立つと、畑の列がずっと遠くまで続いていて、その端に日高山脈がうっすら見えるんです。大正金時という赤いんげん豆が、ここで銘柄としての名前をもらったのが1955年のこと。土地が長い時間をかけて、食べものの物語を育ててきたんだなあ、と思います。

十勝ヒルズには農と食のテーマパークがあって、自然栽培の畑と6つの庭園が、丘の起伏にそって並んでいます。帯広駅から車で15分ほどという距離は、都市の用事を済ませながら畑の空気を吸う暮らしを、ちょうどいいぐあいに成り立たせてくれます。幕別温泉のモール泉に夕方つかって、それから自炊して眠る、そういうふだんの一日が、ここでは自然に組み立てられていくんですよ。

忠類ナウマン象記念館には、1969年に掘り出された化石の記憶が残っています。象の姿をかたどった建物の中に入ると、この丘陵地の足元に、想像よりずっと長い時間が積み重なっていることを、静かに実感するんです。越冬長ねぎやユリ根を産直で手に取りながら、そういう土地の奥行きを、ちょっとずつ知っていく。それが、幕別での滞在のたのしさだと思います。

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