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この場所の物語
風車が、地平線の向こうまでまっすぐ並んでいるんです。オトンルイ風力発電所の28基が一直線に続くあの光景は、地図で見るよりずっと静かで、ずっと大きい。サロベツ原野の湿地帯を背景に、風だけがずっと動いている。
北緯45度線が東西に横切るこの町では、トナカイファームで飼育されたトナカイの肉製品が手に入るし、幌延ビジターセンターに行けば、湿原の成り立ちをじっくり教えてもらえる。糠南駅のような秘境駅がまちおこしの拠点になっていたり、ゆめ地創館の展望塔から原野を見渡せたりと、ふだんの散歩コースにならない場所が、ふだんの暮らしのすぐそばにあるんですよね。
酪農と風と湿原と、それからトナカイという組み合わせが、どこかすこし、ふしぎでいいなあと思う。雪印北海道バターの原料になる牛乳も、ここの冷涼な土地から来ているんだと知ると、手元のバターがちょっとちがって見えてくる。名山台展望公園から利尻富士の輪郭を目で追いながら、この土地のひろさをゆっくり受け取るのが、きっといちばんの入口なんです。
北海道幌延町に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 利尻礼文サロベツ
- 幌延
- 下沼
- 南幌延
- 問寒別
- 糠南
- 雄信内
自然公園
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