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北海道和寒町

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北海道 / 和寒町
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この場所の物語

雪のなかで越冬したキャベツが、春の出荷を待っている。そういう野菜の話をすると、和寒町の農業のぐあいが、すこしわかってくるんです。冬の寒さをわざわざ使って、野菜を育てる。極寒が、ここでは道具なんですよね。

塩狩峠の麓に、JR宗谷本線の駅が静かにある。塩狩駅のそばには三浦綾子ゆかりの塩狩峠記念館があって、雪深い峠の歴史と、ひとつの小説が、同じ場所に重なって置かれているんです。屋外に蒸気機関車D51337が展示されている和寒町郷土資料館もあって、開拓の時代からの暮らしの道具が、そのままそこにある。旭川や士別へは国道40号でつながっているから、ここを拠点にして動くこともできるし、塩狩ヒュッテユースホステルで泊まりながら、峠の空気をゆっくり吸うこともできる。

カボチャ、越冬キャベツ、和寒ジンギスカン。食べるものの名前を並べると、この土地が何を大事にしてきたか、なんとなく見えてくるんです。冬の大収穫祭のような祭事も、豪雪の季節に行われる。寒さを嘆くのではなく、寒さを祝うような、そういうおおらかさが、和寒町にはあるんだなあ。

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この場所の中身

この地に重なるもの

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  • 和寒 宗谷線
  • 塩狩 宗谷線