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この場所の物語
いにしえ街道を歩くと、北前船が出入りしていたころの商家の気配が、建物の軒先にそっと残っているんですよね。旧中村家住宅のような文化財が、博物館としてではなく、ふだんの町の続きとして立っている。そういう場所は、なかなかないんですよ。
江差追分の声が聞こえてくる会館のそばで、五勝手屋羊羹を一本買って、かもめ島のほうへ歩いていく。そういうちょっとした午後が、この町ではごく自然に組み立てられるんです。昆布やニシンで栄えた港の記憶が、食べ物の棚にも、街並みの奥行きにも、ちゃんと残っている。
姥神大神宮渡御祭という、長い歴史を持つお祭りが毎年続いていることも、この土地の底力だとおもう。江差港からは奥尻島へのフェリーが出ていて、日本海の向こうへの入り口でもある。函館から車で走ってきた人も、しばらくここに滞まって、五厘沢温泉で一日を終えてみると、この町がどういう手触りをしているか、すこしずつわかってくる気がします。
北海道江差町に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- ヒノキアスナロおよびアオトドマツ自生地
- 旧中村家住宅(北海道檜山郡江差町)
- 旧中村家住宅(北海道檜山郡江差町)
- 旧中村家住宅(北海道檜山郡江差町)
- 五勝手
文化財
漁港・港