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北海道の他の市区町村
この場所の物語
牧場の丘が、地平までつづいているんですよね。どこまでが誰の土地なのか、見当もつかないくらいに。
別海町というのは、酪農と漁業がそれぞれ本気でやっている場所で、べつかい乳業興社の牛乳やバターが、ふだんの食卓にごく自然に並んでいる。旧奥行臼駅逓所のような、開拓期の建物がいまも残っていて、この土地がどんなふうに人の手で切り開かれてきたかを、静かに伝えてくれるんです。
尾岱沼の漁港に隣接する道の駅おだいとうに立ち寄ると、野付湾の向こうに北方領土の稜線が見える。打瀬舟が行き交った水面と、ホッカイシマエビやホタテを水揚げする漁業の気配が、いまもこの場所に重なっているんだなあ、と思う。尾岱沼温泉に湯を張って、そういう景色を頭の中に置いておくのが、ここでのふだんの夜のぐあいなんです。
西別湿原のヤチカンバ群落は、国が天然記念物に指定しているもので、湿地の奥にひっそりとある。別海町郷土資料館には野付半島沖で見つかったマンモスの化石が収蔵されていて、この土地の時間の長さが、すこし、ふしぎでいいなあと感じさせてくれる。広さと静けさと、生き物の気配とが、ここでは一緒にある。
北海道別海町に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 旧奥行臼駅逓所
- 西別湿原ヤチカンバ群落
- 阿寒
- 尾岱沼
文化財
自然公園
漁港・港