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福島県の他の市区町村
この場所の物語
請戸漁港に、競りの声が戻ってきたんですよね。2020年のことで、それほど遠い昔じゃない。浪江町は、全町避難という経験を経てもなお、ふだんの暮らしの手触りを一つひとつ取り戻してきた町なんです。
道の駅なみえには、大堀相馬焼の器が並んでいて、江戸の元禄から続く焼物がここで買えることの、すこしふしぎな感じがいいんですよ。なみえ焼そばも棚に並んでいる。町が戻りかけている、という感覚は、こういう具体的なものを手に取るときに、いちばんよく伝わってくるんです。
福島国際研究教育機構が2023年に開設されて、水素製造やロボットの研究がこの土地で動いている。記憶と実験が、同じ地面の上に置かれているというのは、どこか他の場所ではなかなか体験できないことで、長くここにいると、その重なりが少しずつ見えてくるんだと思います。2026年に開園する福島県復興祈念公園は、被災集落の跡をそのまま保存するというんです。忘れないための場所が、これから生まれようとしている。
福島県浪江町に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 浪江
- 請戸
駅
漁港・港