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この場所の物語
赤煉瓦の壁に手を当てると、1904年から積み上げられた時間の厚さが、ひんやりと伝わってくるんですよね。九州日立マクセル赤煉瓦記念館は、かつての三菱方城炭鉱の坑務工作室として建てられた建物で、炭鉱が閉じたあとも、この町の背骨のように静かに立っている。福智町という場所は、そういう「終わったけど消えていないもの」がいくつも重なって、いまの暮らしと並んでいるんです。
平成筑豊鉄道の駅がいくつも点在して、福岡市からも北九州市からも、ちょうど一息つくくらいの距離感がある。日王の湯のアルカリ性の湯につかりながら、PCを閉じた夜をここで過ごすのは、なかなかいいぐあいだと思う。上野焼の器をひとつ手に入れて、ふだんの自炊に使いはじめると、この土地との距離がすこし縮まる気がする。
上野峡に入ると、白糸の滝が福智川の源流から静かに落ちていて、修験の聖地だったことが、なんとなくうなずける。虎尾桜は福智山の中腹に、推定樹齢600年のエドヒガンとして今も立っていて、炭鉱の盛衰も、合併も、ぜんぶ見てきたんだなあと思うと、ふしぎでいいなあという気持ちになる。城山横穴群や伊方古墳まで歩くと、この盆地の底に、古墳時代からずっと人が住んでいたことが、足の裏からじわっと届いてくるんです。
福岡県福智町に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 城山横穴群
- 北九州
- 日王の湯ひのうのゆ温泉
- 金田
- 赤池
- ふれあい生力
- 上金田
- 人見
- 市場
- 金田
文化財
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温泉
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