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この場所の物語
採銅所駅の木造の待合室に、いまも誰かが座りにくる、というのがいいんですよね。1915年に建てられたその駅舎は、2017年から「第二待合室」として移住を考える人たちの拠点になっていて、古い柱と新しい会話が同じ空気を吸っているんです。
香春岳の石灰岩は、ずっと昔から掘られてきた山で、東大寺の大仏に使われた銅もここから出て、近代にはセメントの原料として削られ、いまも採掘が続いています。そういう山が、毎日の窓の外にある暮らしというのは、すこし、ふしぎな重さがあるんだなあ、と思います。
上野焼の陶器まつりに足を運ぶと、手で触れる器のなかに、この土地の時間の重なりみたいなものが入っているような気がしてきます。柿下温泉は一軒宿のひっそりとした冷鉱泉で、温泉スタンドもあって、地元の人が水を汲みにくる、そういうぐあいの場所なんです。平尾台のカルスト台地を歩いてから、夕方に湯に浸かる、そんな一日がここではごく自然に組み立てられます。
福岡県香春町に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 北九州
- 柿下温泉
- 勾金
- 柿下温泉口
- 一本松
- 採銅所
- 香春
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温泉
駅