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この場所の物語
波津漁港の朝は、響灘からくる風がすこし塩っぽくて、それだけでここが海に向かって開いた町だとわかるんですよね。三里松原の松林が海岸線に沿って長くつづいていて、自転車でそのなかを走ると、北九州でも福岡でもない、どちらでもあるような、ふしぎな場所にいる気がしてくる。
海老津駅から鹿児島本線に乗れば、両方の都市圏へ出られるという立ち位置が、この町のふだんの暮らしをおおらかにしているんだと思う。岡垣サンリーアイには図書館もフィットネスジムもあって、イオン岡垣店で買い物も済む、そういう日常の足場がちゃんとあるんですよ。PCを広げたり、本を読んだり、散歩に出たりする毎日を、ここでつくることができる。
宗像四塚の山々を背にして、蔦ヶ嶽城の竪堀が残る丘があり、波津海水浴場でSUPを楽しむ人がいる、そのぜんぶが同じ町の話だというのが、いいなあと思う。ビワや巨峰が育つ農地も近くにあって、海と山と暮らしがそれほど遠くない距離にある土地なんです。
福岡県岡垣町に泊まる
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この地に重なるもの
- 玄海
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