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越前和紙の里 体験
1500年続く産地で、自分で紙を漉く。 福井・越前。今立地区の和紙の産地。皇室への献上紙として知られる越前奉書紙が、ここで作られてきた。 体験は、シンプルだ。枠を水に浸けて持ち…
1500年続く産地で、自分で紙を漉く。
福井・越前。今立地区の和紙の産地。皇室への献上紙として知られる越前奉書紙が、ここで作られてきた。
体験は、シンプルだ。枠を水に浸けて持ち上げる。繊維が均一に広がる。水が抜けていく。残ったものが、紙になる。
たった一度の動作で、紙の原理がわかる。
同じことを、この谷の人たちは1500年繰り返してきた。同じ水で、同じ繊維で、同じ動作で。
体験を通じて時代を超える、という言い方がある。そういう大げさなものでなくていい。ただ、同じ動作をしてみること。それだけで、何かが伝わってくる。
和紙を知らずに、日本の紙文化は語れない。
その入口が、越前にある。
越前打刃物の工房が、ふだんの町なかにそのままある、というのがいいんですよね。タケフナイフビレッジへ行くと、刃を研ぐ音と火花が、観光用ではなく仕事の途中として聞こえてくる。武生盆地を囲む山々の向こうに日野川が流れ、越前和紙の産地だった里の気配が、町の奥にひっそりと残っている。
蔵の辻の白壁を歩いていると、平安の昔に紫式部がここで少女時代を過ごしたという話が、急に遠くなくなってくる。長く滞在するほど、歴史の層が日常の景色と重なってきて、ちょっとふしぎな感じがするんです。越前市文化センターでは武生国際音楽祭が開かれ、現代音楽と伝統芸能がひとつの場所で息をしている。
コウノトリ米をつくる白山・坂口地区の里地里山は、環境を守りながら農業を続けるモデルとして育っていて、暮らしの選択肢がそこにある。北陸自動車道と国道8号が縦断しているから、拠点にしても動きやすく、関西や中京圏との往来もしやすい。工芸と農と音楽が、観光の看板としてではなく、今日の仕事として続いているというのが、この町の手触りだと思うんです。
福井県越前市に泊まる
この地に重なるもの
- 三田村氏庭園
- 城福寺庭園
- 大塩八幡宮拝殿
- 旧谷口家住宅(旧所在 福井県武生市横市町)
- 大滝神社本殿及び拝殿
- 市川鉱物研究室収蔵標本
- 花筐公園
- 越前加賀海岸
- 日野山
- 越前たけふ
- 武生
- 王子保
- たけふ新
- 北府
- 家久
- スポーツ公園