菓子
群馬県
炭酸まんじゅう
さちとあじ · FOOD & DRINK
重曹で膨らませた皮で餡を包んで蒸す。山あいの家のおやつ。
この場所の物語
膨らし粉の名が、そのまま菓子の名になっているんですよ。小麦粉で作った生地で餡を包んで、蒸し上げていきます。生地のほうには、膨らし粉になる重曹を入れます。それで、蒸したときに生地がふっくら膨らむわけです。甘みのなかに、重曹から来たほんのりした苦みが残るんですよ。
名前のほうは、その重曹から来ています。炭酸ナトリウムを含むから、炭酸まんじゅうと呼ぶんですよ。ふかしまんじゅう、田舎まんじゅうと呼ぶこともあるそうです。群馬は火山灰の土で水はけがよく、冬の日照が長い土地です。だから、小麦がたいへんよく育ちます。
小麦を使う郷土の料理が多いのは、そのためになります。菓子が珍しかった時代、貴重な砂糖を使ったこれは特別なものでした。月見などの行事のもてなしに出したのだそうです。農作業が一段落したときの、ごほうびとしても食べます。先祖への供えものにすることもあるといいます。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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