産地の仕事/商いの場
群馬県 桐生市本町一・二丁目
桐生新町 のこぎり屋根の織物街
Kiryu Shinmachi Sawtooth Weaving Town
まちとなりわい · TOWNS & TRADES
織物工場のノコギリ屋根と煉瓦蔵が市街に点在し、工房やカフェに転用された建物を巡れる。
この場所の物語
屋根が、のこぎりの歯のようにぎざぎざと並んでいるんですよ。桐生市の本町には織物工場ののこぎり屋根が残っていて、煉瓦の蔵もまとまった一画というより市街に点々と混じります。のこぎり屋根は北向きの窓から光を採るための形で、1日じゅう変わらない光がその窓から入ってくるんですよね。
糸の色を見分ける仕事のために、この形が選ばれました。いまは工房やカフェに転用された建物がいくつもあって、機械が抜けたあとの天井が高く柱の少ない床が残っています。もともとは織機を並べるための寸法だったので、置くものが変わっても寸法のほうはそのまま残るんですよ。
2012年に、重要伝統的建造物群保存地区へ選ばれた地区です。人口10万台の市街で両毛線に乗れば高崎市まで50分ほど、空いた工場の使い道を探す動きがいまも続いているようです。北向きの窓は11月の夕方でも色を正しく見るための工夫で、あのぎざぎざは意匠ではなく事情のほうなのだと思います。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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