麺
群馬県
おっきりこみ
さちとあじ · FOOD & DRINK
打った幅広の麺を洗わずに野菜と一緒に煮込む。汁に粉が溶けて重い口当たりになる。
この場所の物語
米が無いときの代わりではなく、これがふだんの食事だったんですよ。打った麺を、洗いも茹でこぼしもしないんですよ。打ち粉のついた生の麺を、そのまま野菜の鍋へ入れていきます。だから、粉が汁に溶け出して、とろみが出るんですよ。
とろみが出るぶん、この麺はたいへん冷めにくくなります。寒い時期によく作られるのは、その理由だそうです。汁を吸った麺は太くなって、鍋の中で角が取れていきます。味つけは、土地によって違うんですよ。北や西では味噌が多く、東のほうでは醤油が多くなります。
真ん中のあたりは、どちらもあるそうです。山梨のほうとうが味噌で通っているのに対して、こちらは醤油の家がずいぶんあります。同じ名前の料理が、県の中で分かれていることになります。生地に入れる水は、ほうとうやふつうのうどんの3分の2以下です。麦を二毛作で作れる土地なので、粉を食べる暮らしが根づきました。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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