温泉
この場所の物語
川のそこここから、湯気がのぼっているんです。それが奥飛騨温泉郷のふだんの風景で、ちょっと夢のなかにいるみたいな感じがする。平湯、福地、新平湯、栃尾、新穂高と、五つの温泉が蒲田川の上流に連なっていて、湧き出る湯の量がとにかく多い。
浸かるための湯に困ることなんて、まずないんです。無料で入れる露天風呂があちこちにあって、おかねをかけずに湯に親しめる庶民的なおおらかさが、この郷のいちばんの素顔だなあと思う。長く泊まっていると、その気前よさに体がなじんでいくのがわかる。
生活拠点として考えるなら、山深い国道沿いに湯と宿が散らばる地形が、静かな時間をつくってくれるはずです。訪日客にとっては、これほど豊富に湯が湧き、ただで野趣ある露天に歩いていける場所は、世界でもそうそうないんじゃないかな。飛騨の山のなかで湯につかると、時間の流れがすこしゆっくりになる気がするんですよ。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
※上記リンク経由のご予約はAURAの運営を支えます(料金は変わりません)
まわりを読む