祭事
長野県松本市安曇 上高地 河童橋
上高地の紅葉
Kamikochi
祭事 · Festival
この場所の物語
上高地には、自分の車では入れません。標高1500メートルのこの谷は通年のマイカー規制で、釜トンネルの手前に車を置いて、そこからはバスかタクシーに乗り換えます。沢渡からも平湯からも乗って30分ほどで、手間に思えますが、そのぶん谷を走る車の音がとても少ないんですよ。
着いてまず驚くのは、耳のほうなんですよね。色は山の上のほうから下りてきて、例年9月の下旬に穂高連峰のあたりが色づきはじめます。梓川ぞいに見頃が来るのは10月の中旬から下旬で、大正池から河童橋までのカラマツが黄色くなるころには山の上のほうはもう終わっているんですよ。
田代橋、岳沢湿原、小梨平と、園路はどこも平らになっています。ゆっくりたどっているだけで1日が過ぎていきますし、特別名勝と特別天然記念物のふたつを持つ谷です。そういう肩書きより先に車の音がしないことのほうが伝わってきて、歩く速度でしか進めない秋をまる1日ぶんもらった気がします。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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