揚げ物
長野県 松本市
山賊焼き
さちとあじ · FOOD & DRINK
鶏のもも肉を大蒜と醤油に漬けて片栗粉で揚げる。一枚のまま皿に載せて出す。
この場所の物語
名前のほうが、料理より前の作り方を覚えているんですよ。鶏のもも肉か胸肉を、1枚のまま揚げます。途中で切ったりは、いっさいしません。大蒜を効かせた醤油のたれに漬けて、片栗粉をまぶして揚げていきます。松本では、そこへ生姜を必ず入れるのが決まりだそうです。
皿に1枚、そのままの大きさで載って出てくるんですよ。切り分けるのは、食べる人のほうの仕事ということになります。それを、箸で裂きながら食べていくんですよ。名前の由来のほうにも、いくつかの説がそのまま残っています。山賊というのは、人から物を取り上げます。その取り上げる、という言葉と、鶏を揚げるという言葉。その語呂を合わせたのだ、という説です。
塩尻に山賊という店があって、そこが始まりだという説もあります。焼き、と付いているのに揚げ物なのには、理由があるそうです。昔は油が貴重で、少ない油で焼くように調理していたからだと言われます。いまは山賊揚げと呼ぶ店もあるんですよ。名前だけが、油の乏しかったころを覚えています。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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