商いの場/通勤圏の勤め
長野県 松本市中央
松本 中町通りとナワテ通り
Matsumoto Nakamachi and Nawate Streets
まちとなりわい · TOWNS & TRADES
なまこ壁の蔵を使った民芸とクラフトの店が並び、川沿いの通りに小さな店舗が続く。
この場所の物語
壁の白と黒の四角は、じつは瓦を貼って作ったもの。松本の中町通りはなまこ壁の蔵を使った店が並ぶ通りで、平らな瓦を壁に貼り、目地を漆喰で盛り上げてあるんですよ。これは意匠ではなく防火のために選ばれた造りで、松本城から歩いて7分ほどの城下町のただ中になります。
善光寺街道の道筋にあたり、江戸から大正の蔵造りが残ります。民芸と工芸の店、家具、衣料、雑貨、飲食が同じ通りに入っていて、小さな博物館やギャラリーも区画で分かれずに混ざるんですよね。川沿いのナワテ通りは間口の狭い店が続く別の通りで、松本駅から歩ける距離、病院と学校もこの範囲に揃います。
観光の通りである前に、暮らしの通りとして働いているんですよ。なまこ壁は火事を何度も経験した町の出した答えで、土蔵を店に使うのは丈夫で天井が高く改装が効くからです。そこにも意匠として選んだという理由はなく、白と黒の壁が続く景色は、燃えた回数の記録でもあるのでしょう。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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