温泉
この場所の物語
松山の西のほうへ車を走らせると、「ゆらら」という名前の施設が現れるんです。道後さや温泉は、1998年に湧き出た、まだ若い温泉地なんですよ。パチンコ産業がこの地を掘り起こし、泉を見つけたという経緯が、どこかふしぎで、おもしろいんだなあ。
湯はナトリウム塩化物泉で、肌にやわらかくなじむ感じがします。露天風呂に浸かりながら、古い歴史を背負わない土地の、すこし軽やかな空気を感じるんです。檜樽風呂やペット風呂まであって、歩く距離も短く、バス停からほぼすぐそこ。長く滞在する人にとっては、ふだん使いできる気軽さがうれしいところです。
多拠点で暮らす人にも、いつでも浸かれる湯があるというのは、じんわりとした安心感になるんでしょうね。訪日客には、日本の温泉文化が新しい産業の手で生まれ変わった場所として、ちょっと別の顔を見せてくれます。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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