一次産業/商いの場
福岡県 八女市 黒木
八女 黒木
Kuroki Igura Merchant Street
まちとなりわい · TOWNS & TRADES
矢部川沿いの在郷町。居蔵造の白壁の町家が街道に並び、大藤の棚がある神社へ道が続く。
この場所の物語
白壁の町家は、居蔵造という造りになっています。黒木は矢部川沿いの在郷町で、居蔵造と呼ばれる白壁の町家が、いまも街道に並んで残っているんですよ。居蔵造は蔵と同じように壁を厚く塗り込めた町家で、火に強く、商いの品を家の中に置いておけました。通りを進んでいくと大きな藤の棚のある神社へ出て、春にはその花の下が人で埋まります。
2009年の6月に重要伝統的建造物群保存地区へ選ばれていて、周りは茶と果樹の産地になっています。八女市の市街までは車で25分ほど、久留米までは50分で、川沿いの平地に町が続いているんですよね。在郷町の家が蔵のように厚いのは、飾りのためではありません。
農産物を集めて売る商いでは、荷を置く場所と売る場所とを別々にできないので、住まいの部分の造りまで蔵のほうへ引きずられていきました。店と倉庫を兼ねた建物だ、ということになります。白い壁が続く景色は、そこに何が積まれていたかの記録でもあるのだと思います。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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