商いの場
東京都 千代田区神田神保町
神田神保町 古書店街
Kanda-Jimbocho Booksellers' Quarter
まちとなりわい · TOWNS & TRADES
古書店に専門書店・出版社・喫茶が密集し、分野ごとに特化した棚を歩いて回れる。
この場所の物語
本屋が130軒ほど並んでいて、その1軒ずつが自分の役目を決めているんですよね。映画の棚のとなりに法律の棚があり、その先には山の本だけを積んだ店が出てくるので、目当ての1冊にたどりつくまでに何軒も戸を開けることになります。探すという行為が、ここでは移動とほとんど同じ意味を持っているんです。
靖国通りの南側に古書店が寄っているのは、本の日焼けを避けるためです。出版社と専門書店と喫茶が同じ区画のなかで肩を寄せ合っているので、買って、2軒先で珈琲を飲んで、迷ったほうを買い直しに戻ることができます。住んでいる人はわずかで、神保町駅に地下鉄が3つ集まるだけの、通うための街なんですよ。
日曜の夕方はおどろくほど静かで、来た人はたいてい拍子抜けします。平日の昼にもう一度来て棚の前に立つと、並んでいる背中がそれぞれ別のものを探しているのがわかり、何を探すか決まっていない日ほど長くいられる街だと思います。用が1軒で足りないことをこの街では欠点として数えず、むしろ足りないほうが時間の使い道としては豊かなのかもしれない。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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