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この場所の物語
銀山川の両岸に、大正から昭和初期の木造多層旅館がそのまま立っている。それが銀山温泉という場所で、雪が積もると、灯りがにじんで、なんだかふしぎな夜になるんですよね。
尾花沢盆地には、特別豪雪地帯という言葉がよく似合う冬があって、その雪の重さが、この土地のふだんの暮らしの骨格をつくっているんだなあ、と思います。延沢銀山遺跡は国指定史跡で、室町から江戸にかけて掘り続けられた坑道の記憶が、丘の地面の下にひっそり残っている。花笠踊りが受け継がれているのも、そういう長い時間の蓄積と、たぶん無関係じゃないんです。
尾花沢牛や尾花沢スイカは、この盆地の土と水が育てたもので、産直の棚に並ぶと、土地の豊かさがそのまま手に取れる感じがします。翁山を東に見ながら、最上川の流れを西に聞きながら、ここで一週間でも一か月でも過ごしてみると、雪と銀と水でできた場所の手触りが、すこしずつわかってくると思うんです。
山形県尾花沢市に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 延沢銀山遺跡
- 銀山温泉
- 翁山
- 芦沢
文化財
温泉
山
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