1件の予定
石見神楽
蛇が、火を噴く。 島根の西、石見地方の神楽。神話を、面と衣装と囃子で舞う。 有名なのは「八岐大蛇」。胴の長い大蛇が、何匹も出てくる。絡み合い、のたうち、舞台を埋め尽くす。子どもが泣…
蛇が、火を噴く。
島根の西、石見地方の神楽。神話を、面と衣装と囃子で舞う。
有名なのは「八岐大蛇」。胴の長い大蛇が、何匹も出てくる。絡み合い、のたうち、舞台を埋め尽くす。子どもが泣き、大人が身を乗り出す。
起源は古い。神への奉納の舞として、社の祭礼で舞われてきた。明治のころ、テンポの速い「八調子」が広まった。神事が、娯楽の熱を帯びた。
衣装の刺繍は、重さ十数キロ。金襴は、石見の職人の技の塊だ。
担い手は、地域の若者たち。昼は働き、夜に舞う。
秋になると、各地の社で、夜を徹して舞われる。
神話は、本のなかにはいない。ここで、踊っている。
島根県・各市指定無形民俗文化財。
漁港の朝は、どこか慌ただしくて、それでいてふだん通りなんですよね。唐鐘や津摩といった港が点在する浜田は、日本海の水産業を背骨に生きてきた城下町で、石見の暮らしの匂いが、まだちゃんと残っているんです。
1872年の浜田地震が海底を押し上げてできた石見畳ヶ浦は、千畳の岩床にノジュール群が並ぶ、ちょっとほかでは見られない海岸で、地球がこんなふうに動いたんだなあ、と足元から実感できるんです。島根県立しまね海洋館(アクアス)や浜田市立石正美術館があって、雨の日でも一日ゆっくり過ごせるぐあいに、文化の受け皿がそろっているのもいいなあ、と思います。
沿岸部から山へ入ると、西中国山地の懐に旭温泉があって、海とはまったく別の静けさが待っています。大佐山を背に湯につかる時間は、PC を閉じてからの夜に、ちょうどよく収まるんです。石見国分寺跡のような古い土地の記憶と、港の現役感とが、同じ町に重なっている——そのずれ具合が、ここをおもしろくしているんだと思います。
島根県浜田市に泊まる
この地に重なるもの
- 下府廃寺塔跡
- 周布古墳
- 石見国分寺跡
- 三隅大平ザクラ
- 石見畳ヶ浦
- 西中国山地
- 旭温泉
- 大佐山
- 浜田
- 西浜田
- 三保三隅
- 周布
- 下府
- 岡見
- 久代
- 折居
- 唐鐘
- 古湊
- 津摩
- 福浦