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この場所の物語
糸切餅の白さって、なんだかこの町の地層みたいだなあ、と思うんですよね。多賀大社の門前で売られているその菓子は、古代から続く信仰と、中山道を行き交った人々の記憶を、ひっそりと今日まで運んできた。
多賀大社を中核にして門前町が育ち、芹川と犬上川が湖東平野へと流れ出るこの土地には、歴史の堆積と、キリンビールや参天製薬といった現代の工場が、ごく自然に隣り合っています。その落差が、居心地よく、ふしぎでいいなあ、と感じる。暮らしの場として見ると、古い社と、ふだんの産業と、山の稜線が、一枚の景色に収まっているんです。
東へ向かえば霊仙山のカルスト地形が待っていて、週末に歩いて戻ってきても、町の輪郭はちゃんとそこにある。胡宮神社の社務所庭園に腰を下ろして、ぼんやり過ごすような時間も、この町には似合う。イザナギ・イザナミを祀る場所が暮らしの真ん中にあるというのは、どこかで気持ちの重心をすこし安定させてくれる、そんなぐあいがあります。
滋賀県多賀町に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 敏満寺石仏谷墓跡
- 多賀大社庭園
- 胡宮神社社務所庭園
- アケボノゾウ化石多賀標本
- 琵琶湖
- 鈴鹿
- 霊仙山
- 多賀大社前
文化財
自然公園
山
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