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この場所の物語
提灯祭りの夜、久喜の空に浮かぶ大きなちょうちんは、ふだんの平野の風景とずいぶん違う顔をしているんですよね。関東平野の、どこまでも平らな地面に、JR宇都宮線と東武の線路がいくつも重なって走っているこの場所は、東京まで出ていく人も、ここで荷物を降ろす人も、ひとつの駅にまとめて受け止めてくれる、そういうぐあいの土地なんです。
塩あんびんやいがまんじゅうという、ちょっとなつかしい名前のお菓子が今もお店に並んでいて、梨の研究拠点もこの市の中にある、というのは、農業の記憶が暮らしのすぐそばに残っているということで、いいなあと思います。アリオ鷲宮で日用品を買って、埼玉県立久喜図書館でPCを開いて、夕方に権現堂公園のそばを散歩する、そういうふだんの一日がちゃんと成立する、落ち着いた密度があります。
鷲宮砂丘という内陸砂丘がこの平らな土地にひっそりとある、というのが、この場所のすこしふしぎなところで、地面の下に積み重なった時間を、歩きながらなんとなく感じるんですよ。久喜駅を降りてはじめて来た人も、ここを拠点に暮らしている人も、同じ平野の空の広さを見上げることになる、そういう土地です。
埼玉県久喜市に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 久喜
- 久喜
- 栗橋
- 栗橋
- 東鷲宮
- 南栗橋
- 鷲宮
駅