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こうのす花火大会
世界一の四尺玉が、ここで上がる。 鴻巣。荒川の広い河川敷で、花火が上がる。フィナーレの正四尺玉は、打ち上げ花火として世界最大級。ギネス記録をもつ。 直径約九百メートル。空いっぱ…
世界一の四尺玉が、ここで上がる。
鴻巣。荒川の広い河川敷で、花火が上がる。フィナーレの正四尺玉は、打ち上げ花火として世界最大級。ギネス記録をもつ。
直径約九百メートル。空いっぱいに、ひとつの花がひらく。見上げる首が、痛くなるほど。
市民の手づくりの大会。ボランティアが支える、秋の一夜。
小さな市が、世界一を上げる。その心意気が、空にひらく。
ポピー畑の赤が、荒川の堤に沿ってずっと続いているんですよね。その風景を見ると、この土地が花をつくることを、ずいぶん長いあいだ、まじめにやってきたんだなあ、と感じます。鴻巣フラワーセンターには、その花卉産業の厚みがそのまま積み重なっていて、ふだんの朝から市場が動いている。
中山道の宿場町・鴻巣宿に始まる歴史は、いまもひな人形という手仕事のかたちで生きていて、「ひなの里」に入ると、380年以上続く鴻巣雛の細かな仕事ぶりに、思わず近づいて見てしまいます。こうのす花火大会やコスモスフェスティバルといった祭事が一年を区切っていて、暮らしのリズムがちゃんとあるんです。
荒川と元荒川にはさまれた平坦な土地は、散歩や自転車でどこまでも走れる気持ちよさがあって、石田堤史跡公園のような静かな場所が、ふいに現れたりする。JR高崎線で都心へ出られる距離感を保ちながら、手工業と農と花の気配が日常にまぎれている、そういう町なんですよね。
埼玉県鴻巣市に泊まる
この地に重なるもの
- 鴻巣
- 吹上
- 北鴻巣