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この場所の物語
隆起サンゴ礁が積み重なった平らな島に、サトウキビ畑がひろがっている。多良間島は、観光開発をほとんど受けていないぶん、スツウプナカや八月踊りといった祭祀が、ふだんの暮らしのなかにそのまま残っているんですよね。多良間空港から琉球エアーコミューターで宮古島まで飛ぶ、その短い時間が、島のスケール感をよく表している気がします。
すまむぬたらまに立ち寄ると、あふや黒糖がならんでいて、島がつくっているものの輪郭が、ちゃんとそこにあるんです。ナガシガーという古い泉は民謡『多良間世』にも歌われていて、水をくむ場所が歌になるくらい、ここでは水と暮らしの距離がちかい。八重山遠見台のある標高約三十メートルの丘から見渡すと、島の平らさと、その外側のサンゴ礁の広がりが、いちどきに目に入ってきます。
長くいればいるほど、島のリズムが体にうつってくる、そんな場所だと思うんです。夢パティオたらまに泊まって、サトウキビ畑のあいだを歩いて、前泊の漁港で海を見る、それだけのことが、どこか特別なぐあいに感じられるのは、ふだんの生活がそのまま残っているからかもしれない。
沖縄県多良間村に泊まる
この場所の中身
島の上にあるもの
- 先島諸島火番盛
- 多良間空港
- 前泊
文化財
空港
漁港・港