image · coastal × balanced (proxy)
沖縄県の他の市区町村
この場所の物語
垣花樋川の水は、男川と女川に分かれて石畳を流れていく。環境省の名水百選に選ばれたその湧き水は、かつて人が沐浴し、馬を浴びさせた場所で、いまも静かに湧き続けているんですよね。斎場御嶽や玉城城へと連なる東御廻りの道を歩いていると、ここが琉球王国の聖地として長く守られてきた土地だということが、足の裏からじわっと伝わってくるんです。
奥武島の天ぷらと海産物を、小さな売店で買って食べる、そういうふだんの昼ごはんがちゃんとある土地でもあって、久高島や奥武島へ渡る漁港も、生活の港として今日も動いています。那覇空港から車で三十分ほどの距離なのに、Nバスでのんびり市内をめぐっていると、観光地というよりも、島の暮らしの内側にいる感覚になってくるんです。
ガンガラーの谷の鍾乳洞が崩れた谷底で二万年以上前の貝製の釣り針が見つかっていること、イザイホーという儀礼が久高島で六百年以上続いてきたこと、そういう時間の厚みが、ここでは観光案内になる前に、ただ土地の事実としてそこにある。長くいればいるほど、その厚みがすこしずつほぐれてくるような場所で、それがいいなあと思うんです。
沖縄県南城市に泊まる
この場所の中身
島の上にあるもの
美術館
文化財
漁港・港