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この場所の物語
中城湾に向かって丘陵がなだらかに落ちていく、その斜面の感じが、この村の気質をよく表しているんですよね。琉球王国の時代から護佐丸が守った中城城の石垣は、相方積みという高度な技法で今も残っていて、石の一つひとつが、ここで何かが積み重ねられてきたことを静かに伝えてくれます。18世紀中頃に建てられた中村家住宅の赤瓦とシーサーを眺めていると、暮らしの形がずっと続いてきたことが、ふしぎでいいなあ、とおもうんです。
キャンプ・フォスターのフェンスと、それに隣接する住宅地と、返還されたゴルフ場跡地に開いたイオンモール沖縄ライカムが、同じ村の地図の上に並んでいる。その重なり具合は、観光案内には書きにくいことだけれど、この場所の素の表情そのものだと思います。
あやかりの杜図書館には図書館だけでなく宿泊施設やキャンプ場もあって、本を読みながら数日ここにいる、という過ごし方がそのまま成立するんです。沖縄自動車道の北中城インターチェンジからすぐ、バスも複数社が走っているから、移動の足を気にせずに、荻堂貝塚の先史の痕跡をたどる散歩と、ライカムでの買い物を、同じ一日に混ぜてしまえる。そういう、つかみどころのない豊かさが、この村にはあります。
沖縄県北中城村に泊まる
この場所の中身
島の上にあるもの
- 荻堂貝塚
- 中村家住宅(沖縄県中頭郡北中城村)
- 中村家住宅(沖縄県中頭郡北中城村)
- 中村家住宅(沖縄県中頭郡北中城村)
- 中村家住宅(沖縄県中頭郡北中城村)
- 中村家住宅(沖縄県中頭郡北中城村)
文化財