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木曽漆器・漆塗り体験
中山道の宿場町で、漆を塗る。 長野・木曽。中山道の宿場が並ぶ山間の街道。その木曽で、漆器の産地が続いてきた。 木曽漆器は、木曽ヒノキの産地ならではの漆器だ。軽く、丈夫で、日常使…
中山道の宿場町で、漆を塗る。
長野・木曽。中山道の宿場が並ぶ山間の街道。その木曽で、漆器の産地が続いてきた。
木曽漆器は、木曽ヒノキの産地ならではの漆器だ。軽く、丈夫で、日常使いに向いている。派手ではないが、使うほどに味が出る。
漆塗り体験では、素地に漆を塗る作業をする。漆はゆっくり乾く。急いでも、うまくいかない。漆のペースに合わせるしかない。
そのペースが、この工芸を作ってきた。
奈良井宿は、江戸時代の街並みがそのまま残っている。その宿場町で漆器を買って、木曽の森の中を歩く。
旅の文脈の中に、体験がある。
宿場町、漆器、木曽の山。この三つが揃う場所は、ここだけだ。
お六櫛を削る職人の手が、木曽檜の香りをふわっと立ち上げるような村なんです。藪原宿の通りを歩くと、江戸初期から旅人を受け入れてきた慶安創業の湯川酒造がいまも静かに息をしていて、暮らしと歴史がすこしも分けられていないぐあいが、なんだかいいんですよね。
木曽川の源流がここから始まっている、というのを知ると、この山あいの村の奥行きがすこし変わって見えてくるんです。明治43年開業の木造駅舎、藪原駅に降り立つと、中央本線の音がすうっと消えて、山の静けさだけが残る。道の駅木曽川源流の里 きそむらで中央高速バスを乗り継げるので、都市との行き来もふだんの暮らしに折り込みやすいんです。
鉢盛山から流れ出た水が川になり、その川沿いに宿場ができて、木曽五木を運ぶ経済が動いた、という一本の筋道が、この村の地形にそのままのこっています。藪原祭りの木曽節を聴けば、その筋道がもっとくっきりと感じられるはずで、遠くからやってきた人ほど、その手触りに驚くんじゃないかなあと思います。
長野県木祖村に泊まる
この地に重なるもの
- 藪原