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飫肥・城下まつり
九州の小京都で、時代行列が歩く。 宮崎・日南市飫肥。飫肥藩の城下町。石畳の路地、武家屋敷、杉の森。この小さな街には、江戸時代がまだある。 飫肥は「九州の小京都」と呼ばれる。でも…
九州の小京都で、時代行列が歩く。
宮崎・日南市飫肥。飫肥藩の城下町。石畳の路地、武家屋敷、杉の森。この小さな街には、江戸時代がまだある。
飫肥は「九州の小京都」と呼ばれる。でも京都より静かで、人が少ない。その静けさが、本物だ。
10月の城下まつりでは、藩の時代行列が街を歩く。甲冑、陣羽織、飫肥藩の旗。城下町の石畳の上を、過去が歩く。
飫肥城の石垣、武家屋敷の土塀。それが背景になる時代行列は、スタジオセットではない。本物の城下町の中を歩く、本物の行列だ。
宮崎は、リゾートのイメージが強い。でも飫肥には、全く別の宮崎がある。
静かな城下町の10月。
知っている人だけが、来ている。
飫肥杉の丸太が、かつて堀川運河を流れて油津港へ出ていったことを想像すると、この土地の骨格がすこし見えてくる気がするんですよね。山が削り出した木材が川を伝い、海へつながっていく、その動線がそのまま日南の地形になっているんです。
飫肥の石畳を歩くと、江戸時代初期の地割がそのまま残っていて、ふだんの散歩道と重要伝統的建造物群保存地区がおなじ場所にある、というのがなんだかいいんですよ。おび天や厚焼卵を買いながら、伊東氏の城下町をそのまま通り抜けていく、そういうぐあいに暮らしと歴史がひとつになっているんです。北郷温泉は猪八重渓谷の緑に囲まれた炭酸水素塩温泉で、市街から少し山へ入るだけで、こんなにしずかな湯があるんだなあ、とすこし驚く。
岩窟の中に社殿が収まった鵜戸神宮や、日南海岸の透明な海は、ここでしか見られない風景として、ちゃんとそこにある。カツオ漁の活気が残る油津港も、観光用に整えられた場所ではなく、今も働いている港なんです。山と川と海が、それぞれ別の顔で、でもひとつの市の中におさまっている、そのスケール感がこの土地のおもしろさだと思うんです。
宮崎県日南市に泊まる
この地に重なるもの
- 日南市飫肥
- 酒谷の坂元棚田及び農山村景観
- 中ノ尾供養碑
- 鵜戸
- 東郷のクス
- 猪崎鼻の堆積構造
- 虚空蔵島の亜熱帯林
- 鞍埼灯台
- 日南海岸
- 北郷温泉
- 飫肥
- 伊比井
- 内之田
- 北郷
- 南郷
- 大堂津
- 日南
- 榎原
- 油津
- 谷之口
- 油津
- 目井津
- 大堂津
- 宮浦(鵜戸)
- 富土
- 鴬巣
- 鵜戸