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この場所の物語
赤目四十八滝の水音は、ずっと昔からそこにあって、修験者も、伊勢参りの旅人も、その音を聞きながら通り過ぎていったんですよね。名張という土地は、そういう「通り道」の記憶を、地面のすぐ下に持っているんです。
近鉄の駅から大阪まで一本でつながっていながら、香落渓の岩壁や美旗古墳群の丘がすぐそこにある、というのが、ここの暮らしのおもしろいぐあいで。PCを開く朝と、渓谷沿いをあるく午後が、同じ一日におさまるんです。木屋正酒造の日本酒を晩に一杯やりながら、ああ、こういう毎日でいいんだなあ、とおもえる、そんな土地です。
夏見廃寺跡の礎石を踏まないように歩いていると、白鳳のころの祈りの気配がすこし残っている気がして、ふしぎでいいなあとおもいます。乱歩せんべい「二銭銅貨」を土産に買いながら、この場所が持っている古い層の厚さを、てのひらで感じるような、そんなひとときがあるんです。
三重県名張市に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 夏見廃寺跡
- 美旗古墳群
- 赤目の峡谷
- 室生赤目青山
- 名張
- 桔梗が丘
- 美旗
- 赤目口
文化財
自然公園
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