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熊本県の他の市区町村
この場所の物語
通潤橋の石組みは、水を引くために山を越えた人の意志を、いまも静かに伝えているんですよね。白糸台地の棚田に水が届くまでの道のりを思うと、この土地の農業が、どれだけ根気づよく続いてきたかが、じんわりとわかってくる。有機農業に取り組む農家がこれほど集まっている山間の町は、そうそうないんです。
蘇陽峡の峡谷を歩いて、清和高原天文台で夜を過ごして、翌朝は緑仙峡の原生林のなかに立つ、という一日が、ここでは自然にできてしまう。標高200メートルから1700メートルまで地形が変わるぶん、ふだんの散歩でも、空気のぐあいがころころと変わっていくのがおもしろいんですよ。
九州のほぼ中央にいるのに、外の世界からはすこし遠い、そのくらいの距離感が、ここに来る人にはちょうどいいみたいで。八朔祭や薪文楽、二瀬本の夜渡神楽と、土地の祭りが季節ごとに続いていて、暮らしの骨格がしっかりしているんだなあと感じます。通潤山荘が2024年に再び扉を開けたことで、この土地の入り口が、またひとつ増えたんです。
熊本県山都町に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 通潤橋
- 通潤用水と白糸台地の棚田景観
- 阿蘇くじゅう
- 九州中央山地
- 向坂山
文化財
自然公園
山