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この場所の物語
奈半利駅の三階建ての駅舎は、ごめん・なはり線の終着点として、ちょっとおもしろい構造をしているんですよね。一階の物産館「無花果」にはいちじくやきんめが並んでいて、二階にはギャラリー、三階にはレストランと、一棟でひとつの小さな町の縦断面を見るみたいな感じがある。
奈半利港は、紀貫之の時代から知られた港で、今も船舶修繕業と漁業が動いている現役の場所です。古い石塀が残る町並みと、加領郷漁港からあがってくる魚の気配が、ふだんの暮らしのなかにそのまま混ざり合っているんですよ。港まつりのある季節には、その混ざり合いがもう少しにぎやかになるのだろうと想像する。
北に三ツ目山、南に土佐湾、室戸阿南海岸の自然公園域に位置するこの町は、山と海のあいだの細い帯のような場所で、奈半利川が静かにそこを流れている。高知龍馬空港からも車で一定の距離があるぶん、たどり着いたときに「ここに来た」という感覚がちゃんとある、そういう場所だと思うんです。
高知県奈半利町に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 室戸阿南海岸
- 奈半利
自然公園
駅