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四万十川カヌー体験
日本最後の清流を、漕いで進む。 高知・四万十川。大きなダムがない川。だから水が澄んでいる。だから「最後の清流」と呼ばれる。 カヌーで川を下る。両岸に山が迫る。沈下橋を、水面から…
日本最後の清流を、漕いで進む。
高知・四万十川。大きなダムがない川。だから水が澄んでいる。だから「最後の清流」と呼ばれる。
カヌーで川を下る。両岸に山が迫る。沈下橋を、水面から見上げる。川底の石が、透けて見える。
音は、水の音だけ。
風があれば、木が揺れる音。
あとは、静かだ。
この体験のために、高知の奥地まで来る。それだけの価値がある。
四万十川は「清流」というブランドで観光地になったが、川そのものの体験は、カヌーでないと得られない。橋の上から見る川と、川の中から見る景色は、全く別物だ。
パドルを持ったことがなくても、大丈夫。
川は、教えてくれる。
碁盤の目に区切られた中村の町を歩くと、土佐一条氏が京都を写し取ろうとした気持ちが、なんとなくわかる気がするんです。区画の整然さと、四万十川のゆるやかな流れとが、ふだんの暮らしのそばにそのままある。一條神社に詣でて、川沿いの道を散歩して、それだけで半日が、ちゃんとした半日になる。
廃校を転用した四万十楽舎のような場所があって、グリーン・ツーリズムの拠点として使われているのも、この土地らしいなあと思うんです。暮らしを試してみたい人が、少しずつ入っていける入口が、ちゃんと用意されている。中村駅は建築賞を受けた駅舎で、土佐くろしお鉄道の起点になっていて、ここを足がかりに動く時間がなんとも心地よい。
沈下橋が川面すれすれに架かる景観は、写真で見るのと実際に渡るのとでは、やっぱりぜんぜんちがうんですよね。四万十川流域の文化的景観として国に認められた生業と往来の記憶が、橋の上に立つと、ふっと足の裏から伝わってくるんです。四万十映画祭や一條大祭のような催しが根づいているのも、この町が暮らしの場として長く続いてきた証拠で、それがいいなあ、と思う。
高知県四万十市に泊まる
この地に重なるもの
- 四万十川流域の文化的景観 下流域の生業と流通・往来
- 八束のクサマルハチ自生地
- 不破八幡宮本殿
- 足摺宇和海
- 中村
- 有岡
- 具同
- 古津賀
- 江川崎
- 半家
- 西ヶ方
- 国見
- 中村