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高知県の他の市区町村
この場所の物語
山地がぐるりと囲む台地に、鉄道の線路はない。村営バスが東西南北の四路線をゆっくりと結んでいて、そのペースがそのまま、この村のふだんの呼吸になっているんですよね。
三原村では、どぶろくの醸造と茶づくりが、生活のかたわらにある。土佐硯という工芸も、山の石と人の手がながいこと向き合ってきた証しで、そういうものが村の棚や暮らしのすみにふつうに置いてあるのが、すこし、いいなあと思う。
市野瀬川や伊与野川が台地を流れ、みはら米をつくる水になる。戦国の時代から他の市町村と合併せずにきた、という事実が、この土地の気質をそっと物語っているようで、外から来た人間には、なんともふしぎな手触りがある。三原村国保診療所がひとつの医療拠点として村を支えていて、暮らしを根っこから支える仕組みが、山のなかにちゃんとある。
高知県三原村に泊まる