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この場所の物語
土の中から珪化木が出てくる、という話がいいんですよね。約1700万年前の木が石になって、ふだんの畑や川沿りに転がっている。そういう場所なんだ、と思うと、御所野遺跡の復元された集落を歩くときの足の裏の感覚が、すこし変わってくるんです。
御所野縄文博物館では、焼けた住居の跡や土器が、説明のパネルより先に目に飛び込んでくる。体験工房で土器づくりもできるので、手を動かしながら、あ、これは暮らしの話なんだな、と気づく。世界文化遺産の登録名「北海道・北東北の縄文遺跡群」の一角として名前が連なっているのに、現地はひっそりと、ちゃんと静かです。
IGRいわて銀河鉄道の一戸駅から町に入ると、奥州街道として通ってきた国道4号が、昔も今もまっすぐ生活を貫いているのがわかる。奥中山高原温泉やスキー場があり、雪の多い山間の冬をどう過ごすか、ということを、この町はちゃんと考えてきたんだなあ、と感じます。黒川紀章が設計した天文台や、安藤忠雄らが手がけた木製ドーム「わわわのどぉ〜も」が町の中にさりげなくある、というのも、なんだかおもしろいんです。
藤島のフジが咲くころ、こずや藤まつりが開かれる。土と古い時間と、ふつうの祭りが、同じ地面の上に並んでいる町です。
岩手県一戸町に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 北海道・北東北の縄文遺跡群
- 根反の大珪化木
- 奥州街道
- 御所野遺跡
- 男神岩・女神岩・鳥越山
- 姉帯小鳥谷根反の珪化木地帯
- 実相寺のイチョウ
- 藤島のフジ
- 旧朴舘家住宅(岩手県二戸郡一戸町)
- 旧朴舘家住宅(岩手県二戸郡一戸町)
- 一戸
- 奥中山高原
- 小鳥谷
- 小繋
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