2件の予定
水沢・みちのく藤原まつり
5月の岩手に、平安の都が現れる。 奥州市水沢。かつて奥州藤原氏が栄えた地。12世紀、ここに東北独立の文化圏があった。黄金の都。京都と並んで称された繁栄。 ゴールデンウィーク、武…
5月の岩手に、平安の都が現れる。
奥州市水沢。かつて奥州藤原氏が栄えた地。12世紀、ここに東北独立の文化圏があった。黄金の都。京都と並んで称された繁栄。
ゴールデンウィーク、武者と姫の行列が街を歩く。甲冑、狩衣、平安の衣装。現代の商店街の中に、突然、過去が現れる。
演じているのは、地元の人たちだ。
その子孫たちが、先祖の姿を再現する。
それは再現ではなく、継承だ。
世界遺産の平泉は、ここから北へ少し行ったところにある。でも水沢の祭りは、観光地ではない。地元の人たちが、地元のために続けてきた祭りだ。
歴史が、歩いてくる。
そのリアルさが、ここにしかない。
岩手の5月。平泉の後に、水沢へ。
南部鉄器 鋳物工房見学
黒く、重く、一生もの。 岩手・奥州。南部鉄器の産地である。とりわけ、鉄瓶で知られる。 南部鉄器は、地味だ。黒くて、ずっしりと重い。だが、使えば使うほど、味わいが出る。何十年も、とき…
黒く、重く、一生もの。
岩手・奥州。南部鉄器の産地である。とりわけ、鉄瓶で知られる。
南部鉄器は、地味だ。黒くて、ずっしりと重い。だが、使えば使うほど、味わいが出る。何十年も、ときには親子三代で、使い継がれる。
鉄瓶で湯を沸かすと、水がまろやかになる。鉄分も摂れる。実用と、美しさが、両立している。
つくり方は、気が遠くなる。砂と粘土で鋳型をつくり、溶かした鉄を流し込む。表面の細かな点々「あられ模様」は、職人が一つひとつ、手で押していく。
起源は十七世紀。南部藩が、茶の湯のために釜師を招いたことに始まる。以来、四百年。
工房を見学できる。溶けた鉄の、オレンジ色の輝き。職人の、無駄のない動き。
一生使える道具を、つくる現場。
岩手・奥州の南部鉄器体験プログラム。
北上盆地の土をじっくり踏んでみると、稲と牛と鉄が、ふだんの暮らしのすぐそばにあることがわかるんですよ。前沢牛を育てる牧場も、南部鉄器をつくる工房も、観光のために置かれたものじゃなくて、この土地の産業として今も続いているんですね。
奥州宇宙遊学館があったり、牛の博物館があったり、えさし藤原の郷があったりと、ひとつの場所にずいぶんいろんな「深さ」が重なっているのがおもしろくて、滞在の日数が増えるほど、発見が積み重なっていく感じがするんです。胆沢城跡や衣川遺跡群など、古代東北の歴史がそのまま地面の下に眠っていて、散歩のルートがそのまま史跡めぐりになるぐあいは、なんだかいいなあと思うんですよね。
西に焼石岳、東に北上山地、中央を北上川が流れるこの地形は、ここで自炊しながら過ごす日々に、ちょうどいい奥行きをくれる気がします。須川高原温泉まで足を伸ばせば、栗駒の自然公園の中に湯があって、そこからまた盆地の暮らしに戻ってくるという往復が、この土地の使い方としてとても自然なんですよ。岩谷堂羊羹を買って、地酒を一本選んで、夜は宿で静かに過ごす、そういうふつうのことが、ここでは妙に手応えがあるんです。
岩手県奥州市に泊まる
この地に重なるもの
- 大清水上遺跡
- 胆沢城跡
- 角塚古墳
- 高野長英旧宅
- イーハトーブの風景地 鞍掛山 七つ森 狼森 釜淵の滝 イギリス海岸 五輪峠 種山ヶ原
- 日高神社本殿
- 旧後藤家住宅(旧所在 岩手県江刺市広瀬)
- 正法寺
- 正法寺
- 正法寺
- 旧高橋家住宅
- 旧高橋家住宅
- 旧高橋家住宅
- 旧高橋家住宅
- 旧高橋家住宅
- 旧高橋家住宅
- 旧高橋家住宅
- 栗駒
- 須川高原温泉
- 焼石岳
- 水沢江刺
- 水沢
- 前沢
- 陸中折居