image · pastoral × balanced (proxy)
茨城県の他の市区町村
この場所の物語
東海駅のホームを出ると、どこかひっそりと広い空が待っている。常陸台地の北端に位置するこの村は、太平洋に向かってゆるやかに傾いていて、水田と防砂林が、ふだんの暮らしの背景としてそこにある。
村松虚空蔵尊の杉木立をくぐると、807年から積み重なってきた時間がすこし手に触れるような気がして、それがまた、原子力科学研究所のJ-PARCと同じ土地に並んでいるのが、なんとも東海村らしい重なりなんですよね。過去と最先端が、お互いを気にしないで隣り合っている。
東海村立図書館で本を広げたり、久慈大橋の赤い欄干を渡りながら川の向こうを眺めたり、そういうちょっとした時間の使い方が、この村では自然にできるんです。サツマイモが畑に育つ台地の土と、科学の研究炉が静かに動く村というのは、外から見ると不思議に映るかもしれないけれど、住んでみると、その両方がふだんの暮らしの中にある。
茨城県東海村に泊まる