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この場所の物語
五木宗レンガ蔵の赤い壁が、鬼怒川沿いにひっそりと残っているんですよね。かつて河川水運で栄えたこの土地の記憶が、建物のかたちのまま、ふだんの風景に溶け込んでいる。
常総市には、そういう「残り方」が似合っていると思うんです。大生郷天満宮の境内を歩いたり、弘経寺の千姫の墓の前に立ったりすると、歴史がことさら飾られていなくて、すこし静かな手触りがある。道の駅常総でさしま茶を手に取るときも、お茶の産地としての西部の台地と、水田の広がる低地とが、この市のなかにひとつながりで存在していることを、じんわりと実感する。
2015年の水害の記憶は、まだこの土地の空気のなかにある。復興の途上にあるということは、まちが動いている、ということでもあって、豊田城の展望室から平坦な地形を見渡すと、鬼怒川と小貝川に挟まれたこの低地で、人々がどんなふうに暮らしを組み立ててきたかを、すこし考えたくなるんです。関東鉄道常総線の水海道駅を降りて、日系ブラジル人コミュニティの気配も混じるまちを歩くと、ここが思ったよりずっと、重なりの多い場所だとわかる。
茨城県常総市に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 坂野家住宅(茨城県水海道市大生郷町)
- 坂野家住宅(茨城県水海道市大生郷町)
- 旧坂野家住宅(茨城県水海道市大生郷町)
- 旧坂野家住宅(茨城県水海道市大生郷町)
- 水海道
- 石下
- 北水海道
- 南石下
- 三妻
- 中妻
- 玉村
文化財
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