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この場所の物語
淡路タマネギの畑が、島の南まで続いているんですよね。鳴門海峡に面したこの土地は、三方を海に囲まれながら、農畜産物の産出量が近畿でもとりわけ厚い、食の地盤のしっかりした場所で、淡路ビーフや淡路米がふだんの食卓にある暮らしは、どこかどっしりと落ち着いているんです。
大鳴門橋を渡れば四国に出られて、神戸方面への高速バスは福良バスターミナルから出ている。どこかに行きたいときの道筋がちゃんとあるのに、島の中にいるときはその感覚をすっかり忘れるくらい、うずしお温泉の湯や慶野松原の松の並びが、ここにいることをごく自然にしてくれるんです。
淡路人形座では、国指定の重要無形民俗文化財である淡路人形浄瑠璃が、いまも上演されている。大和大国魂神社の境内に残る国産み神話の気配と、淡路国分寺塔跡のたたずまいが、この島の古さをそっと教えてくれる。諭鶴羽山を背に、漁港がいくつも点在するこの南端の土地は、歴史と産業が互いに邪魔をせず、ただ並んで続いているのが、いいなあと思うんです。
兵庫県南あわじ市に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 淡路国分寺塔跡
- 慶野松原
- 瀬戸内海
- 諭鶴羽山
- 沼島
- 仁頃
- 伊毘
- 円実
- 灘
- 阿那賀
- 黒岩
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