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この場所の物語
砥峰高原のススキが、秋の風にざわざわと揺れている。その広大な草原を見ていると、山林が町の大半を占めているという事実が、数字ではなくからだで分かるんですよね。寺前駅で播但線を降りると、電化区間の終わりがここだと知らされる。そのことが、「播磨の奥座敷」という言葉の意味を、静かに教えてくれる気がします。
笠形山の麓、グリーンエコー笠形のあたりまで歩いていくと、扁妙の滝への道が山のなかへ続いていて、ふだんの仕事や予定から少しずつ離れていくような、いい具合の時間がある。標高900mに立つ峰山高原ホテルRelaXiaの露天風呂に入りながら、ここを生活の拠点のひとつにするというのは、どんな感じだろうと、つい考えてしまうんです。
法楽寺(播州犬寺)や福本藩の菩提寺である徹心寺を訪ねると、この山間に人の営みが長く続いてきたことが、建物の木の手触りからじんわり伝わってくる。犬見川のほとりで、ホタルの夜を過ごしたことのある人は、きっとこの町のことを忘れないんだろうなあ。
兵庫県神河町に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 笠形山
- 新野
- 寺前
- 長谷
山
駅