image · coastal × balanced (proxy)
北海道の他の市区町村
この場所の物語
霧の中から岬の輪郭が浮かんで、また消える——そんな朝が、この島にはふつうにあるんです。稚内からフェリーで渡り、香深港に着いたとたん、空気のつくりがすこし変わるのがわかる。
礼文岳のふもとから西海岸の断崖沿いに続く「愛とロマンの8時間コース」を歩くと、レブンアツモリソウやレブンウスユキソウが、足もとにただそこにある、という感じで咲いていて、「花の浮島」という言葉がじわりと腑に落ちるんですよね。桃岩展望台から見下ろす海の色も、晴れた日と霧の日とでまるでちがう顔をしていて、同じ場所に何度来ても、同じ景色ではないんです。
エゾバフンウニや利尻昆布は、鉄府や幌泊の漁港から届く、島の日常の食べものとして島の暮らしに根づいていて、郷土資料館には遠いオホーツク文化の時代から積み重なってきた記憶が、歯牙製女性像とともに静かに残っている。
礼文島温泉で湯につかりながら、豪雪地帯に指定されるほどの冬をここで越す人たちのことを、すこし想像してみる。スコトン岬の晴れた日には樺太の稜線が見えることもあるというこの島は、日本の地図の端っこにあるのではなく、海の向こうへ開いた場所なんだなあ、と、そこに立つとおのずと思えてくるんです。
北海道礼文町に泊まる
この場所の中身
この地に重なるもの
- 礼文島桃岩一帯の高山植物群落
- 利尻礼文サロベツ
- 礼文岳
- 礼文空港
- 鉄府
- 内路
- 幌泊
- 東上泊
- 浜中
文化財
自然公園
山
空港
漁港・港